2008 年
4 月
22 日
カテゴリ:活動報告
秦野市地下水保全条例に学ぶ・・湧き水も美味しかった!!
〜視察報告〜
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4月21日(月) 多摩の地下水を守る会の企画で、秦野市の地下水保全の取り組みについて視察に行きました。【写真:(上)弘法の清水+(下)自噴井戸】
秦野市は丹沢山地から流れる水無川や四十八瀬川などによって作られた扇状地に位置し、丹沢山地と大磯丘陵に囲まれた秦野盆地は「天然の水がめ」と言われ、地下には3億t(ちなみに芦ノ湖はその半分ぐらい)もの地下水が貯留しています。それが山や断層から湧き出したり、市内各所で自噴していて、環境庁による「名水百選」にも選ばれています。
秦野の水道事業の歴史は古く、横浜、函館に次いで全国で3番目、明治23年からで、当初の水道管は陶製で繋ぎ目には松ヤニを塗って水漏れを防いだそうです。昭和48年には「環境保全条例」を制定し、自然環境の保全と生活公害の防止とともに、地下水の涵養源の保全、取水制限などの地下水保全に対する行政姿勢を示しました。 それを発展させ、平成12年に制定した「秦野市地下水保全条例」では、地下水を「市民共有の貴重な財産である公水」として位置付け、新規井戸の掘削の原則禁止や地下水の涵養について規定しています。 そして、健全な水循環と、将来にわたって安全で美味しい地下水を安定的に供給するため、「地下水総合保全管理計画」の策定を市の責務としています。 また、地下水資源の保全と秩序ある利用を図るため、「地下水利用協力金」の納入というかたちで、地下水利用事業者に対して一定の義務の履行を求めた要綱も作られています。 雨水浸透による地下水涵養のためには、屋根面積500u以上の建築物や公共施設には雨水浸透マスの配置の義務化を「街づくり条例」で定めています。 その他にも「水源の森林づくり事業」や「里地里山保全再生モデル事業」なども行われており、様々な方策で地下水の保全に取り組んでいることなどを市の担当の方から説明いただきました。 地下水を飲み水に使っているわがまち調布市にも「地下水保全条例が必要だと改めて実感しました。
◆午後は市内の湧水地を見学 秦野駅から程近い「弘法の清水」は弘法大師のいわれのある古くから利用されている湧水です。平成1年に「テトラクロロエチレン」に汚染されていることが判明しましたが、その後の地道な地質汚染の浄化事業により見事に名水復活を果たしたとのこと。1日に130tも湧き出し、昔から地域の方々が交代で手入れをし、管理されているそうです。民家の庭先にこんこんと湧く湧水も見せていただき、そのおいしい水でのどを潤しました。
今回は調布ネットからは環境部会メンバー2名も同行しました。地下水保全の取り組みのお話、新緑の中のウォーキング、おいしいお水、他の地域ネットとの情報交換等、有意義な一日でした。
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